日本最古のゆずの里 金色に輝く桂木ゆず商品開発プロジェクト事業

2017/11/07(火)

平成29年11月7日

毛呂山町役場

産業振興課商工観光係


毛呂山町×(株)かにや×女子栄養大学

産官学民連携事業

日本最古のゆずの里 金色に輝く桂木ゆず商品開発プロジェクト事業



商品名:桂木の真珠


この度、毛呂山町、(株)かにや、女子栄養大学の3者協同で毛呂山町特産の「桂木ゆず(カツラキユズ)」を使用した焼菓子「桂木の真珠」を開発しました。11月19日に開催する「毛呂山町産業まつり」を皮切りに(株)かにや各直営店にて販売を開始し、今後年間を通して順次製造販売を行ってまいります。


【桂木ゆずの現状】


ゆずは、中国から渡来したといわれ、奈良時代には毛呂山町でも栽培されていたと伝えられております。このことから毛呂山町は日本最古のゆず生産地といわれております。徳川幕府編纂の武蔵国の地誌の「新編武蔵風土記稿」(文政11年:1828年)では、毛呂山町(旧瀧野入村)の紹介の中で、「土産」には「柚實是も数十駄を出す」と書かれております。また大正6年の瀧野入村の郷土誌では、「柚子 盛んに産出し東京に出す」と記載されております。また昭和初期の郷土誌では、当時の神田市場に「桂木柚子」というブランド名で盛んにに出荷していた記録も残っております。現在は、51戸の農家を中心に桂木ゆず栽培を行い、町でも「桂木ゆずブランド協議会」を立ち上げ、生産から加工など6次産業も視野にいれて現在ブランド化を進めております。ゆずの特徴は、中山間地域で標高200~250m域で生産され、逆転風で霜が降りないところで生産されています。


また、平成28年9月には「桂木ゆず:カツラキユズ」として商標登録(第16類・第41類)を取得しております。



県内随一の生産量を誇る毛呂山町の「桂木ゆず」は、果汁が糖及び有機酸を多く含み、味が濃いと推察されることや、果肉や皮の比率が高いことや食品機能成分並びに香気成分が豊富に含まれ、桂木ゆずにおいては「甘い香」と「スパイシーな香」が特徴となる成分が豊富に含まれているなど、女子栄養大学栄養科学研究所や城西大学薬学部の調査でわかっています。

しかし、近年では農業者の高齢化等の影響によりゆず生産農家数が減っており、桂木ゆず存続が危機的状況にあります。当町のゆずは栽培面積が約15haで、隔年で豊作が来ることで、豊作年の年間出荷量では約180tで、不作年の年間出荷量は約120tの出荷量があります。桂木ゆず復活という課題の中で、平成27年度より以下の施策を戦略的に進めており、また本事業は平成28年度地方創生加速化交付金を活用しております。



【女子栄養大学・株式会社かにやと連携したゆず製品の開発】

事業目的

毛呂山町の特産品である桂木ゆずのブランド化及び加工品の開発や販路拡大のために、桂木ゆず製品の開発を行います。当町と地域包括協定を締結している女子栄養大学の協力を得て、新たな加工品のレシピ開発及び成菓品を行うことにより、産官学民の連携が生まれ、また学生を商品開発から携わらせることにより、新しいアイディアや感覚を商品開発に反映できます。また地域に根付いた株式会社かにやと女子栄養大学による新しい桂木ゆず製品の開発及び販売をすることにより、ゆず農家の新たな販路拡大や意欲の向上にもつながり、新規就農や後継者育成にも繋がることが期待されます。



女子栄養大学×株式会社かにやを含めた会議の開催


【桂木ゆずブランド化に向けた検討会(第1回)】


日時:平成28年7月4日(月)

内容:桂木ゆずのブランド化に向けた打合せ(市場調査の行い方等含)

桂木ゆずのレシピ集の製作等について


【桂木ゆずブランド化に向けた検討会(第2回)】


日時:平成28年8月29日(月)

内容:株式会社かにやの工場見学及び商品開発について


【桂木ゆずブランド化に向けた検討会(第3回)】


日時:平成28年11月21日(月)

内容:女子栄養大学から新しい桂木ゆず菓子の提案について(8案提案)


【桂木ゆずブランド化に向けた検討会(第4回)】


日時:平成29年2月9日(木)

内容:女子栄養大学による提案(8提案)の中から、株式会社かにやより4案にしぼり提案


【桂木ゆずブランド化に向けた検討会(第5回)】


日時:平成29年4月18日(木)

内容:新商品のパッケージデザイン及びネーミングについて


※その後、女子栄養大学と株式会社かにやによる打合せは数回開催している。


【製品決定】


毎年5月中旬にほんの一瞬可憐な白い花を咲かせるゆず、また秋には真珠のように輝く実をつけるイメージどおりのネーミングやパッケージになった。




商品名:桂木の真珠


●ゆずの花をイメージ


●外観からゆずが感じられるように


●商品コンセプト

毛呂山発 和と洋のマリアージュ ~新しいゆず菓子との出会い~


○商品企画について

女子栄養大学では、今回の取り組み目的である「ブランド化」「販路拡大」の目的にかなうように、和菓子や郷土菓子、地域の食材を使用した菓子などの市場調査や、調査データの分析等を行いました。さらに、想定する購入者、利用シーンなどを決めて、新たな顧客の開拓や、町外への手土産としての持ち出しをねらった商品企画をたて、かにやの技術力をもって商品ができあがりました。

30歳代の女性など新たなお客様や、市外県外の方に関心を持っていただけるよう、パッケージデザインやネーミング、お菓子の組み立てにも工夫をこらしました。


○製品のネーミングについて

生産者以外はほとんど見る機会のない柚子の花は、真っ白でとても美しく、そのつぼみは真珠のように丸い形状です。今回のお菓子にはゆずの花のイメージを外観に取り入れた商品設計とし、食材としての果汁や果皮だけではなく、より「桂木ゆず」のブランドイメージを高めるために、数十個のキーワードやネーミング案の中から考案・選定されました。


○製品のこだわった点について

和菓子において本物の美味しさを製品に与えるには何より素材の良さが重要です。桂木ゆずは味わい濃く、豊富な香気成分を持つことから素材の良さを十分に活かしきることを意識しました。系統選別や剪定などこだわりのある生産者さんから、実が完熟したタイミングで柚子を仕入れ、間をおかずに加工することで「桂木ゆず」が持つ高い香りをお菓子に閉じ込めました。香料などは一切使用せず桂木ゆず本来の味わいを引き出すこと。柚子の花が持つ可憐なイメージに合った味わい・食感にまとめること、和・洋両方の素材を使い安心感と新しさが同居する味わいに仕上げるよう工夫しました。


○商品概要(価格等)

名  称:桂木の真珠(カツラキのシンジュ)

販売方法:11月20日(月)より株式会社かにや 全店

販売価格: 200円(税込)

内  容:1個 約45g

販 売 店:株式会社かにや 全店 オンラインショップ

販売期間:年内原料が無くなり次第終了

※11月19日(日)開催の毛呂山町産業まつりにおいて、ステージでの新商品

発表会並びに、会場内ブースにて展示PR及び販売も行います。


今回の、産官学民連携による桂木ゆずを使った新たな加工品開発プロジェクトは、毛呂山町特産の桂木ゆずの価値等を高め、生産者の収入と士気を向上することや、

桂木ゆずのブランド化を目的としています。


【問合せ先】

●本事業についての問合せ先

毛呂山町 産業振興課 商工観光係

埼玉県入間郡毛呂山町中央2-1

電話番号:049-295-2112(内線213)

担当:中里、田島、岩上

メール:sangyou@town.moroyama.lg.jp


●商品についての問合せ先

株式会社かにや

埼玉県狭山市柏原337-13

電話番号:04-2954-7111(代)

担当:水村

HP:http://www.kaniya.co.jp/

メール:mizumura@kaniya.co.jp


●女子栄養大学との産学官連携に関する問い合わせ先

学校法人香川栄養学園 女子栄養大学

学園広報課 03-3915-3668

担当:小川、箱山



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